UNIXマシンからWindowsマシンをマウントするためにはNFS ServerをそれぞれのWindowsマシンにインストールしなくてはなりません。そのための商用ソフトもChameleonやVisionFSなどから出ています。もちろんそれを購入すれば済むことではありますが、たまに使う程度ならフリーのNFS Serverソフトがお勧めです。フリーのNFS ServerにはSOSS-NFSやTrueGrid PRO NSF Serverなどがあります。SOSS-NFSはWindowsNT4.0用ですが、日本の小田切さんがコンパイルしたものはWindows95でも動くようです。小田切さんのホームページはここにあります。なお、ここではTrueGrid PRO NFS Serverの導入について書いておきます。SOSS-NFSでもそうですが、日本語版の商用NFS Serverとは違い、日本語は認識しません。

１．TrueGrid PRO NFS Serverのダウンロード
ここからダウンロードして下さい。NT用・95用の区別はありません。これをWindowsマシンの適当なディレクトリで展開します。

２．インストールと設定
WindowsマシンのWindowsディレクトリ（windows/winnt）に新たなディレクトリetcを作ります。そのディレクトリ（例：C:\wint\etc）に展開したファイルの内、EXPORTSとRPCというファイルをコピーします。EXPORTファイルは、exportしたいディレクトリをエディタで記載します。sampleの一番最後の部分だけで充分でしょう。そして、MS-DOSプロンプトで展開したディレクトリへ移ります。そこで、次のようにコマンドを入力します。

WindowsNTの場合：
PORTMAP add
NFS add
NFS start
これで、NFS Serverは動き始めます。リブートしても自動的にスタートしますから、最初にこのコマンドを入力すれば終りです。

Windows95の場合：
PORTMAP
NFS
これで動き始めます。Windows95の場合はこれをスタートアップフォルダに入れておけば（フルパスで）リブートしても自動的に立ち上がります。

３．マウント
UNIXマシンからWindowsマシンをNFS mountします。

書式：
# mount -t nfs [machine name or domain]:[export directory]  [mount directory]
例１：
# mount -t nfs drroom:/c /usr/drroom/c
例２：
# mount -t nfs 192.168.1.4:/c /usr/drroom/c

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