1.時刻合わせ
時刻合わせ自体はとっても簡単で、ntpdate timeserver でできます。問題はどこのtimeserverを指定するかですが、日本国内にopenなtimeserverは少なくclock.nc.fukuoka-u.ac.jp(133.100.9.2)などしかありません。そこで
# ntpdate 133.100.9.2
とすれば時刻合わせは完了です。さらに、cronを利用して定時に自動実行できるように設定しましょう。
まず、rootでログインして、次のコマンドを入力してください。
# crontab -e
そうするとエディタが立ち上がりますから、次のように記述してください。
1 * * * * /usr/sbin/ntpdate 133.100.9.2
これは*曜日、*月、*日、*時、1分に実行するという意味です。すなわち、この場合、毎時1分に実行するということです。これでsaveすればインストールされます。また、
# crontab -l で確認 # crontab -r で取り消しできます。
2.Bind version up
まず最新版のBIND 8.2.3 をここからダウンロードします。portsを利用してもいいのですが、versionが少し古い場合が多いようです。/usr/local/src に新しいディレクトリを作って、そこにダウンロードした3つのファイルを置いて展開します。直接展開すると、バージョン番号がないため古いバージョンがあると上書きされてしまいます。
# cd /usr/local/src/ # mkdir bind8.2.3 # cd /tmp # mv bind*.* /usr/src/bind8.2.3 # cd /usr/src/bind8.2.3/ # tar zxvf bind-src.tar.gz # tar zxvf bind-doc.tar.gz # tar zxvf bind-contrib.tar.gz
そして、src ディレクトリに移って、コンパイルします。
# cd /usr/src/bind8.2.3/src/ # make clean ----- # make depend ----- # make all
最後にインストールします。
# make install
これで、/usr/sbin/named が新しいバージョンに替わっているはずです。